
ファイアークォーツ
炎のように煌めくファイアークォーツ(レッドスーパーセブン)の魅力
ファイアークォーツとは、別名「レッドスーパーセブン」とも呼ばれる大変人気のインクルージョンクォーツです。
鉱物名称は「レピドクロサイトインクォーツ」となり、赤いレピドクロサイト(鱗鉄鉱)が内包されたタイプに「ファイアークォーツ」という愛称がつけられます。
また、内包された麟鉄鉱の炎のような幻想的な揺らめきからか、フランス語で道化師を意味する「ハーレクイン水晶」という別名もあるようです。
ちなみに、スーパーセブンに内包されているレピドクロサイト(鱗鉄鉱)とゲーサイト(針鉄鉱)は、同質異像鉱物(同成分)で、結晶の形状によって呼び分けられているものです。
ファイアークォーツ共に、スーパーセブン系天然石の市場価値は上昇を続け、特に高品質粒の価格高騰は激化しております。採掘事情や流通状況を踏まえても、まだまだ価格高騰は続くと予想されますし、今より安くなることはまず無いでしょう。
ファイヤークォーツ(レピドクロサイトインクォーツ)の品質と値段
水晶に内包された “インクルージョンクォーツ” 全般に言えることですが、水晶の「透明度」は非常に重要です。
透明度が低ければ、せっかくの内包物(レピドクロサイト)も綺麗に見られませんし、暗くなってしまいます。
しかし本来、内包物というものは透明度の妨げとなるのもでもありますから、クラックや曇り含め水晶透明度の高い結晶はなかなかありません。
その上で、ファイアークォーツの品質基準として「レピドクロサイトの内包量と色味」が最重要となりますため、本当に綺麗なお品は非常に少なく希少です。
この「透明度」と「内包量」「色味」が品質基準となり、良質であればあるほど市場価値と価格は一気に上がります。
ルースよりも原石を多く必要とし、玉ひとつひとつの内包バランスを揃えなければならないブレスレットの場合、手に入れることが困難です。
ここ数年で最も価格急騰した代表格といえるファイヤークォーツ
数限りある資源に、収まることのない人気の天然石は、全般的に価格が高騰していっておりますが、その中でも飛び抜けて価格が急騰してしまったのがこのファイアークォーツです。
当初は一時的なもで、いずれ落ち着くと予想しておりましたが近年益々高まるばかりで、通常のバイヤーでは手に入れることすら叶わない希少品となってしまいました。
特にトップクォリティと言える品質は、驚くほどの買い付け価格を提示されてしまいます。
今後も収まる気配は考えれず、良いものは中国の富裕層が高くても購入してしまう背景が日本国内での入手困難に拍車をかけるでしょう。
もし現存するお品でお気に召すものが見つかった際は、手に入れられることを強くおすすめします。
ファイアークォーツのスピリチュアル効果や意味
ファイヤークォーツの石言葉は「自信」「前進」「決断力」「目標達成」
ネガティブな思考や雑念を浄化させ、強い決断力と勇気を与え、成功へ導いてくれる非常に強いエネルギーを持っていると云われています。
炎のような赤い煌めきを肌身に着けることで集中力や洞察力が鋭くなり、目標達成の手助けをしてくれるとされています。