
アベンチュリン
アベンチュリン ~煌めくアベンチュレッセンス~
石英の中に雲母、ヘマタイト(赤鉄鉱)やゲーサイト(針鉄鉱)などの細鱗状の微粒子の結晶を内包しており、光を受け内部の反射によってキラキラ煌めく「アベンチュレッセンス効果」を見ることができます。
ちなみに、このアベンチュリンが名称の由来となっており、原点ともいうべき鉱物です。
アベンチュリン水晶の産出量が激減
“アベンチュリンクォーツ” という場合は、産出量の多いフックサイト(クロム雲母)の微小結晶インクルージョンによるグリーンアベンチュリンクォーツァイトを指すことが多い傾向があります。
しかし、たとえ雲母を含有していてもキラキラ輝く効果がなければ、グリーンクォーツァイトと呼ぶべきです。
しかし、アベンチュレッセンスを有するアベンチュリン水晶の産出量は年々減っており、希少な原石となっています。
主産地であるインドで産出される翡翠に似ているため「インド翡翠」とも呼ばれており、翡翠の代用品としても広く使われることから、アベンチュリンには含侵処理や染色、中にはガラス製も流通しておりますので注意が必要です。
アベンチュリンの鉱物概要
- 名称
- アベンチュリン
- 英語名
- Aventurine
- 和名
- 砂金石(さきんせき)
- モース硬度
- 7
- 化学組成
- SiO2
- 比重
- 2.64-2.69
- 結晶系
- 六方晶系(粒状集合体)
- 主産地
- インド、ブラジル、シンバブエ
アベンチュリンの意味合いやスピリチュアル効果
精神バランスを保ち、感情を安定させるヒーリング効果があるとされています。
また、「偶然(アベンチュラ)」を意味するアベンチュリンは、“安らぎ” を与えるヒーリング効果だけでなく、 “幸運と良縁” を引き寄せる石としても人気があります。
さらに、アベンチュリンは高い意識を持続させたい場合に持つよ良いとされる鉱物とも云われ、古代チベットでは仏像の目にアベンチュリンで飾りつけたとも云われています。
アベンチュリンのお手入れと浄化方法
アベンチュリンは優しい見た目とは違い、硬度7と非常に扱いやすい石でもありますので身に着けるブレスレットとしても最適です。
汗や皮脂などで光沢感が落ちてしまった場合は、水拭きしても水で洗っても問題ありません。
浄化方法についてもお好みで問題ありませんが、セージ燻蒸や水晶浄化、流水浄化などおすすめです。