本当の “最高品質” 天然石ブレスレットが出来るまで
当店インフォニックが作る “最高品質” の天然石ブレスレット
天然石専門店インフォニックでは、天然石ブレスレットとしての最高峰 “最高品質” と呼べるお品を作製しております。
まず、粒単位で買い付けできる場合は時間がかかっても、ひと粒ひと粒集めて自社で一からオリジナル作製しております。
そしてもうひとつは、「組み直し作製」です。
天然石ブレスレットの仕入れというものは、買い付け段階で既に “ブレスレット” として完成されているものが多く、通常であればこれが最高品質ブレスレットとして市場に出回ります。
もちろん一般的に見れば、じゅうぶん綺麗なお品だと思います。
しかし、インフォニックの品質基準においての “最高品質” は、もっと上を目指しています。
そのため、最高品質として買い付けをした天然石ブレスレット数本をバラして、もう一度ブレスレットとして作製する「組み直し」を行う場合がございます。
これは余分に買い付けしなければ不可能な手段となりますので、実際行っているお店は少ないようです。
現在は採掘量の激減と流通事情の困難によって高騰が続いているため、最高品質と呼べる天然石ブレスレット事体、買い付けが難しい時代となっています。
そんな中ではございますが、当店インフォニックはおかげさまで長年の取り引きによる信用と、良いものであれば惜しみなく買い付けするバイヤーとしての実績を築いているからこそ、最高品質ブレスレットの入手と組み直しの手段が可能となっております。
そもそも天然石ブレスレットの品質表記やグレードとは?
ちなみに、そもそも天然石ブレスレットの品質表記やグレードといったものは、どのように決められるのでしょうか?
実はこれについて明確な基準は無く、そのショップスタッフがどれだけ色々な石を見てきたかによって基準が変わってきます。
そのため、最高グレードとして仕入れていたものが実はもっと上のグレードがあった!なんてことが起きます。
この問題については、詳しく解説したコラムがございますので気になる方は下記リンクからご覧くださいませ。
当店インフォニックの品質表記について
そして、当店インフォニックでは長年培ってきた経験と知識により、どこよりも正確に品質表記を掲示するようにしています。
熟慮した結果、当店インフォニックに掲載できる品質は9段階に設定しております。
当店では通常以上に厳しく設定しておりますので、他店で “最高品質” と表記される品質のものでも、当店の基準では “高品質” 程度と明記しているお品もございます。(逆はまずありません)
今回ご紹介する “最高品質の作り方” については、当店でこれ以上ない品質として作製した天然石ブレスレットになります。
詳しいグレード表記については下記よりご確認くださいませ
当店の最高品質ブレスレット選定基準
それでは、最高品質の作り方について「スーパーセブンブレスレット」を例にご説明いたします。
こちらは12mm玉の最高品質ミックススーパーセブンとして買い付けた “既製品” です。(上記写真)
一見すると、透明度も高く内包物も多く申し分ないお品だと思いますよね。
しかし、玉ひとつひとつをよくご覧ください。
1)軽い凹みや歪み
天然石ビーズの加工は、原石をキューブ状または六面ダイスにしたものを細かく研磨し、角を取り、磨き上げて作製していくわけですが、その際に磨き残しとして凹みがあるまま粒として製品化してしまう場合が多々ございます。
この凹みは修正(凹みに合わせて周りを削り出し真ん丸に再加工)することも可能ですが、その加工を施すと玉サイズが小さくなってしまいますし、余分なコストもかかってしまいます。
天然石ビーズは同等の品質であれば、大きければ大きいほど高値で取引できますので、加工場としては凹みがあっても高値となる、最大サイズのまま取引を好みます。
こういった若干凹みのある玉は意外と多く、既製品ブレスレットにはよく混ざっていますし「それが普通」として販売されています。
しかし、インフォニックの最高品質ブレスレットを作製する場合、この玉は可能な限り除外します。
2)若干の欠けや傷
原石をビーズに加工する研磨作業では、結晶内部にもともと存在していた空間や、研磨中に起こる内包物や異物の剥がれによって、ビーズ表面に欠けや傷跡のように残ることがあります。
これも天然石ビーズには非常によくある玉ですが、はやり極力除外します。
3)若干の不純物、白濁、クラック
天然石はひとつの鉱物でできていることはまず無く、何らかの別鉱物が混ざっているため、写真のように白色または黒色の不純物が混入することは非常に多いです。(同鉱物だとしても不結晶により不純物に見えるものもあります)
スーパーセブンの場合ですと、レピドクロサイトやゲーサイト(カコクセナイト)といった鉱物が、水晶または紫水晶およびスモーキークォーツに内包(インクルージョン)されます。
不純物、白濁、クラックが入るほど品質低下につながり、見た目の悪さ、そして透明度も下がる要因となりますので厳しく見定め除外します。
4)透明度が若干低い(モヤがかっている)
水晶またはインクォーツ系にとって透明度は非常に重要です。
水晶が靄がかったようになっていたり、細かな気泡やクラックによって透明度が損なわれていたりと透明度を阻害する要因は様々ですが、厳しく選別し除外します。
5)内包量が少ない
既製品だと内包量にムラがあり、ブレスレットの完成度がどうしても低いです。
例えば写真のように、それぞれで見れば品質が良い玉でも内包量が少ないものも混ざっています。
その他、内包物が偏っていたりインクルージョンが特異な形状だったり、全体感を損なうようなバランスの悪い玉は “最高品質” として扱わず、別品質のブレスレットを作製する際に使用します。
最高品質ブレスレットの組み上げ工程
上記でご説明したように、インフォニック基準の最高品質ブレスレットに組み込める玉の選別を終えましたら、次は組み上げの工程となります。
1)玉サイズの統一
大前提となり、非常に重要でもある「玉サイズ」を揃えます。
玉サイズのバラつきは全体のバランスに影響を及ぼしますので可能な限り誤差を少なくします。
しかし、別々のブレスレットから選別していますので、場合によってはブレスレットにするだけの数が揃わない!という事態も発生します。その場合は、妥協せず次回まで保留とし、最高品質としての使用は控えます。
2)ブレスレットとしてのカラーバランス
身に着けるブレスレットとして、全体の “見た目” は重要です。
特にミックススーパーセブンの場合は、様々な種類のインクルージョンが混在しますので、ひとつのブレスレットとして並べた際のバランスが非常に難しくセンスが問われますが、熟慮・吟味して組み上げを行います。
3)シリコンゴムで組み上げ
既製品ブレスレットの場合、通常ですとカラーゴム(オペロンゴム)が使用されていることが多く見られます。
これは単に安価というだけでなく、色のついたゴムが通るだけで実物よりも発色が上がって見える効果を期待してという内情もあるようです。
写真のように当店インフォニックで取り扱うほとんどの天然石ブレスレットは “透明なシリコンゴム” を採用しています。
これは、天然石本来の透明度や内包物を偽りなくご覧いただきたいという理由からでもあります。
さらに、耐久性が高い製品を取り寄せているため、身に着けるブレスレットとして適しております。
(シリコンゴムは結ぶのにコツがいりますので慣れてないと解けてしまいます)
4)完成
最後に...、最高品質ブレスレットを作製する理由とは?
正直言いまして、商売としてここまで品質追求する必要はどこにもありません。
なぜここまでするのか?
一重に、天然石が好きだから。
天然石専門店のバイヤーとして妥協したくない。
お客様の要望に応えたい。
そして、天然石を好きと言っていただけるお客様に “本当の最高品質” と呼べる天然石ブレスレットを提供したいからです。
「最高峰の天然石ブレスレットが欲しい。」とお探しの方は、ぜひ当店インフォニックの最高品質ブレスレットをご覧くださいませ。