シルバーオブシディアン丸玉（スフィア）

シルバーオブシディアン丸玉とは（黒曜石）

オブシディアンとは、火山の噴火によって飛び出した溶岩が急激に冷やされたことで完全結晶化されずに出来上がった非晶質天然ガラスです。

通常であれば地球内部で長い時間へ経て冷えることで火山岩の一種「流紋岩」になるはずですが、火山活動によって地上に吸出し急激に冷えて固まってしまうことで偶発的に生まれた非晶質鉱物で、別名ブラックベルベット、またはグラスラーバとも呼ばれています。

表面にはマイクロライトという微細な結晶が形成され、それが光に反射することで様々な “光学現象” が生まれる点が大きな特徴であり魅力となっております。

和名では黒曜石(こくようせき)と呼ばれ、古代文明期には割ることで鋭利になる性質を持っていることから、刃物や斧などに活用されていたとされています。

黒いオブシディアンも、微小なインクルージョンによって色合いや模様が異なり、このシルバーオブシディアンのほかに、スノーフレークオブシディアンやレインボーオブシディアン、ゴールデンオブシディアンといった特別な名称がついています。

シルバーオブシディアンは、オブシディアンの中に銀色に輝くシラー効果が出る様子から付けられた名前で、ゴールデンオブシディアンと同じくオブシディアンの代表的な天然石として人気があります。

シルバーオブシディアン丸玉（スフィア）とは、天然黒曜石の原石からシラーが美しく現れるよう計算し削り出し丸く磨き上げた天然石を用いた芸術作品です。

シルバーオブシディアン丸玉の品質価値

比較的手に入れやすいオブシディアンですが、決めてはシラーの出具合となるでしょう。

そのためには、妨げとなる欠けや凹みが無い方が良いですし、オブシディアンの色合いが濃い黒色である方がよりコントラストが強くなり際立ちます。

また、低いランクのオブシディアンでも強い光を当てればシラーは現れます。しかし、高い品質のオブシディアンは強い光を当てなくとも、はっきりとシラーが現れる点でも高品質を確かめることができます。

シルバーオブシディアン鉱物概要

シルバーオブシディアンスフィアの意味やスピリチュアル効果

オブシディアン（黒曜石）は、古来よりヒーラーやシャーマンが魔除けや占いのツールとして使用していたほどパワーの強い石とされております。

一説によるとシャーマンはオブシディアンを “過去の悪影響を断ち切る退魔用具” として活用されていたそうです。

スピリチュアルな意味合いとして、弱い心を断ち切り「逆境を乗り越える前向きな力」を引き出すきっかけを与えてくれると云われております。

また、潜在能力を開花させ「直感力」と「判断力」を高める効果があるとされ、目標や成功を導き出すサポートストーンとなると云われることから成長と成功を導くストーンとして常に人気の高い天然石です。

シルバーオブシディアンの浄化方法とお手入れ

日光浴、月光浴でもかまいませんが、おすすめはセージによる燻蒸やクラスター浄化と、水に強い性質を持ちますので流水浄化です。尚、天然塩による浄化は変色の恐れがあるためおすすめしません。

モース硬度は5、真珠より硬くターコイズと同程度のため、あまり強い衝撃には注意した方が良いでしょう。