アリゾナ州産アイスオブシディアン（チンターマニストーン、サフォーダイト）丸玉（スフィア）

約1年前に新種のインパクトガラスとして話題となりましたが、鑑別機関に正式な依頼の末、「オブシディアン/黒曜石」と判明しております。

しかし、オブシディアンにも産地によって価値や特徴が異なることが同時に判明しました。

チンターマニストーン丸玉をお迎えされた際は、スマホライトなど逆光でご覧になってみてください

透明感のある黒曜石を、アイスオブシディアン/ブラックアイスオブシディアン（和名：氷種黒曜石）と呼ばれます。

アイスオブシディアンは急激に冷え固まり出来上がる特性上、通常は内包物や模様がほとんど見当たりません。

しかし、ご覧のアメリカ/アリゾナ州産アイスオブシディアンには通常では見られない特徴が出ていました。これが隕石由来の天然ガラスと誤解を生んでしまった訳ですが、鉱物的オブシディアンとしては大変珍しい現象ということになります。

専門鑑定士の仮説によると、ある特質な条件下でゆっくりと転がりながら形成されたことで、このような内包や独特な模様が出来上がったのではないかということですが、実際形成される過程を見た人はいないので果たして本当にそれだけなのか...？ どうやら詳細は不明のまま謎は残ります。

お迎えされた際には身近な方法として、スマートフォンのライト機能を逆光で当てて丸玉をご覧になってみてください。アイスオブシディアンに唯一無二の内包や模様がハッキリと浮かび上がります。

限りなく黒に近かったチンターマニストーンが、光に照らされブラウンからゴールドに輝く姿はなんとも神秘的です☆

“特異な氷種黒曜石” のディテールは非常に興味深く、奥深い天然石の魅力は尽きません。

買い付け価格を度外視した価格でご紹介！

仕入れにあたり、新種のインパクトガラスとして話題となった時期の値段で買い付けたため非常に高額となりました。

しかし、天然石専門店として鑑別結果を踏まえて、同質の特徴を持つインドネシア産オブシディアン（アグニマニタイト）と同じ価格帯として、大幅値下げしてご紹介いたします！

正直な話として超大赤字の価格です。（バイヤーからの要望として当初の希望小売価格を記載しております）

チンターマニストーン（サフォーダイト）には特別な力は無いのでしょうか？

ところで、隕石由来の天然ガラス（テクタイト）と思われていたことで話題となり高値がつけられたこのアメリカ/アリゾナ州産アイスオブシディアンには、特別な力は無いということになるのでしょうか？

地球外隕石に関するヒーリングやスピリチュアル効果については科学的解明が成されておりませんので真意はもちろん謎のままです。それと同じく地球火山マグマの成分分析は成されていても人間にどのような影響が与えられているかは未だ解明されません。宇宙どころか地球の深部についてすら2010年にやっと片鱗が見えてきた程度で推定の粋を出ません。だからこそ、このチンターマニストーンで “不思議な力を感じた” という方の感性が気のせいとは誰にも言い切れません。

それに、アイスオブシディアンは強い魔除け効果を持つと云われる黒曜石であり、さらにこの産地のお品は普通ではない環境下で誕生した “特異な氷種黒曜石” であることは事実です。

ご自身でお確かめになってみるのも天然石パワーストーンの嗜みかもしれません。