ツァボライト/グリーングロッシュラーガーネットブレスレット
グリーングロッシュラーガーネットを集めた希少なツァボライトブレスレット
ツァボライトとは数種類あるガーネットのひとつで、宝石名はグリーングロッシュラーガーネットと呼びます。
グロッシュラーガーネットの主産地はマダガスカルやメキシコ、スリランカやカナダなど様々ありますが、ツァボライトの名を冠することができる美しいグリーン色をしたガーネットは、ケニアとタンザニアでしか採れないといわれており、その希少性は非常に高いものとなっております。
ツァボライトが発見されたのは1969年とガーネットの中でも比較的新しく、アフリカ/ケニアで最も古く最大級の面積を誇る「ツァボ国立公園」で発見されたことから1974年にティファニー社が命名し市場流通させたことがキッカケとなりガーネットの中でも上位の地位を確立したとされています。
2種類の最高級グリーンガーネット「デマンドイト」「ツァボライト」
ガーネットは青色以外の様々な色を持つといわれておりますが、このグリーン色のガーネットの中でも最高級と呼ばれるのは、ガーネットの王様と呼ばれる「デマンドイト」と、この「ツァボライト」となります。
他には「ウバロバイト」と呼ばれる緑色のガーネットがありますが、結晶があまりにも小さく宝石としては扱われないため、ほとんど流通しておりません。
デマンドイトガーネットとツァボライトガーネットの違いとは
「デマンドイトガーネット」と「ツァボライトガーネット」の大きな違いは発色起因です。
デマンドイトは「アンドラダイト(Andradite)」に分類されます。鉄元素により元々 “色を持っている” 結晶成分をしており、そこにクロムが含まれることで緑色に変化します。
ツァボライトは「グロッシュラー(Grossular)」に分類されます。こちらは “色を持たない” 結晶成分で基本は無色透明で、そこにクロムと微量のバナジウムが含有されることではじめて緑色に発色します。
同じ緑色のガーネットでも、まったく異なる性質を持っていることで判別できるとともに、鉱物・結晶の深い魅力を感じさせてくれます。
元々はどちらも区別なくグリーンガーネットとされていましたが、こうした分析結果が明確になることで、現在では「グリーンガーネット=ツァボライト」という認識となっております。
尚、透明度高く爽やかで明るいグリーンカラーのグロッシュラーガーネットは、同じくティファニー社が命名した “ミントガーネット” という名前で呼ばれることもあります。
ツァボライト(グリーングロッシュラーガーネット)の品質と希少価値
ツァボライト(グリーングロッシュラーガーネット)の品質は濃い緑色が出ているものの方が価値が高い傾向にあります。
実はこのツァボライトの発色成分は「エメラルドと同じ」であり、本当に美しいツァボライトはエメラルドに匹敵するといわれているほど美しく、その希少価値も最上級クラスの宝石であれば僅か2ctで数十万円以上します。
原石産出量の絶対数が圧倒的に少ないこともあり、よっぽど新しい鉱床が見つかり大量に発見されない限りは価格が下がることはないでしょう。
ツァボライト鉱物概要
- 名称
- ツァボライト(グリーングロッシュラーガーネット)
- 英語名
- Tsavorite, Green Grossular Garnet
- 和名
- 灰礬柘榴石(かいばんざくろいし)
- モース硬度
- 7.25-7.5
- 化学組成
- Ca3Al2(SiO4)3
- 比重
- 3.66
- 屈折率
- 1.74
- 光沢
- ガラス光沢
- 結晶系
- 等軸晶系
- 劈開
- なし
ツァボライトのスピリチュアル効果・意味
1月の誕生石として有名なガーネットは実りの象徴として、持ち主の努力を結果に導くサポートストーンとしてパワーを発揮する、とても強い守護石として人気の高いパワーストーンです。
ツァボライト(グリーンガーネット)には、不安や恐怖心といったネガティブなエネルギーをプラスに変換してくれるヒーリング効果が強く表れると云われており、優しく調和してくれる要素も加わるとされています。
生命力を高めてくれるガーネットと調和をもたらすヒーリング要素を持つツァボライトの効果が、現代社会においてとても良いバランスを調律してくれる “御守り石” として注目されているようです。
ツァボライトの浄化方法
基本的にどのような浄化方法にも適しておりますので、ご自身の相性の良い方法をお選びいただければ良いでしょう。
但し、ガーネットは紫外線に強い石ではありすが温度変化が激しい場所での保管は避けましょう。
また、クラック状況によっては強い衝撃が加わらない方法をとった方が良いでしょう。