三大ヒーリングストーン「チャロアイト」の品質価値と希少性

鉱物英名:Charoite(チャロアイト)
和名:チャロ石
成分:K(Ca,Na)2Si4O10(OH,F)・H2O
色 :紫色・赤紫色
象徴:1900年代に発見された鉱物の為、象徴の語句は完成されていない
硬度:4.5~6
結晶系:単斜晶系(結晶繊維の部分)
比重:2.54 ~ 2.68
産地:ロシアサハ共和国のみ

チャロアイトとは?(鉱物としての知識)

バイヤーカツノ&実店舗店長です。コラムを読んで下さり有難うございます。

チャロアイトは三大ヒーリングストーン(ラリマー・スギライト・チャロアイト)の1つで、その鮮明なパープル色により非常に人気のある天然石です。

チャロアイトは1978年に新しい鉱物として認定された石であり、その歴史はまだ浅い鉱物です。

名称は、ロシアの女性鉱物学者がシベリアのアルタダン地区のチャロ川流域で発見され、その川の名にちなんだとする説と、この鉱物の美しさに魅了されたためにロシア語で魅惑するという意味のcharoに由来するとの説があります。

チャロアイトは、同時に形成されたいくつかの鉱物を伴っており、エジリン(錐輝石)、マイクロリン(微斜長石)、ティナクサイトなどの鉱物集合体として繊維状や放射状で産出します。

よくチャロアイトのビーズ中に、淡黄色をしたものが混ざっていますが、その部分がティナクサイトです。

チャロアイトに影響するステッシーアイトとシリカ

また、白色から半透明部分はカリ長石やシリカです。緑がかった黄色はカナサイト、黒い部分は針状結晶のエジリン、淡い灰黄色の粒粒部分はステッシーアイトと呼ばれる鉱物が形成されています。

チャロアイトは実は微量の放射線を発しており、トリウムを含むこのステッシーアイトという鉱物の影響です。(人体には影響のない放射線であり、逆に微量な放射線は人体に良いとされていますので安心して下さい。)

色は、淡紫色から鮮紫色、ガラス光沢を持ちますが透明感はありません。稀に透明なものを見かけることがありますが、これはチャロアイトはではなくシリカが共生した部分。

チャロアイトはシリカと共生するため、非常に希に透明なクォーツ部分とチャロアイトが綺麗にわかれていることがあります。

これらはパワーストーン名としてエンジェルシリカと呼ばれたりしています。当店では純粋なネーミングとして、チャロアイトクォーツとして紹介しておりました。

変種としてはキャッツアイ効果が出るモノがあります。

結晶繊維が平行方位に揃っている部分を丸めにカットするとシャトヤンシー効果を表し、稀に綺麗にキャッツアイ効果がみられるものがあります。

パワーストーンとしてのチャロアイト(意味・効果)

チャロアイトの「チャロ(charo)」という言葉にはロシア語で「魅惑する」という意味が含まれています。チャロアイトという名前は「魅惑する宝石」として名付けられたとされています。

清く正しい考え方をしたい時に持つと良いとされる鉱物で、精神と感情のバランスを保ちながら両者を融合させ互いに高め合いながら発展するよう導く力があると伝えられています。

浄化にとても優れた石で、持つ人を純粋で優しい気持ちにし、心身の働きを正常にする力があるとされていますので、自分自身のエネルギーを浄化し霊性を高めたい人や、お互いを高めながら真実の愛に目覚める恋愛を望む人にお勧めのパワーストーンです。

チャロアイトの品質価値と厳しい採掘状況

実はこのチャロアイト、近年では非常に高品質な鮮明なパープル色をした商品が見られなくなってきました。

産出される場所がロシア連邦サハ共和国にあるムルン山塊でのみ産出される為、他の産地での代用がききません。

その希少性から乱掘が免れず、鉱床が枯渇し始めてきたとの噂が絶えません。

2013年に入ってからは、ロシア政府が採掘を制限したとの情報も耳にしました。

あくまでも噂なので、その情報の正確さは解りませんが、確かに一昔前より綺麗なものが減ってきているのは明確です。

チャロアイトを入荷したくてもできない現状..

特に減ってきているのが、高品質な丸玉や大きめな原石です。ビーズでは12ミリアップの大玉が姿を消してしまったように感じられます。

当店インフォニックでも数年前はチャロアイトのラフ原石や、丸玉を紹介していた時もありますが、今では入荷したくても入荷出来ないのが現状です。

12ミリ玉アップの高品質なブレスレットなども、買付の際に本当に見受けられなくなりました。

本来であれば、三大ヒーリングストーンとしても注目されている石であり、色味も抜群で採掘量も少なければ、昔からもっと金額が張っても良さそうな感覚さえ覚えます。

ラリマーやスギライトと比べてもチャロアイトだけは安価な価格帯ですし、それならもっとうまく市場に出てきてくれていれば...、と思ってしまいます。

ここ最近ではこんな話ばかりで、個人的にはチャロアイトも無いの?という風潮になってしまっています。

どうかこの情報が嘘で、本当はたくさん綺麗な原石があるよ。となっていることを願うばかりです。

鮮やかな紫色に、天使の羽のような白色がマーブルに入り込んだ模様はまさに大自然の奇跡です。

長い年月を欠けて作ってくれた地球にまた一つ感謝です。

注:僕が独自に調べたものであり、100%事実とは限りませんのでご理解の程お願い致します。

いつも当店をご利用下さり誠に有り難うございます。

長文となりまして申し訳ありません。

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