AAA?天然石やパワーストーンのグレード表記とは?
天然石やパワーストーンのグレード表記とは?
バイヤーカツノ&実店舗店長です。コラムを読んで下さり有難うございます。
今回は「パワーストーングレードの表記について」です。
パワーストーン(天然石)にグレードがあるのは皆様ご存知かと思います。
しかし、この「グレード」、実は明確な基準が無いのが現状です。
天然石グレードに世界基準はありません
カットされたダイヤモンドには、4Cと言われる1950年に米国宝石学会(通称G.I.A)や、ベルギーのHRDなどが設定した国際基準が存在します。
しかし、天然石の段階で世界基準というのは存在せず、ショップが自らの目利きでこのグレードを付けています。
この事を知らない方が多く、パワーストーンのグレード表記のいい加減さがトラブルの元になることもあります。
お問い合わせの際に「私は5Aじゃないと買わないです」といったお話をよく耳にしますが、その方にグレードの表記の付け方に世界基準がないことをご説明するとガッカリしてしまいます。
例えば、あるA店で「このブレスレットは5Aです!」と販売しているとします。しかし、同じグレードのブレスレットをB店では「3Aです!」と販売していることがあります。
つまり明確な基準がないために、店舗ごとの価値基準によってグレードの付け方が異なるわけです。
ショップ同士の比較は出来ませんし、天然石(パワーストーン)の比較すらできないのです。
なぜ天然石のグレード表記に差が発生するのか?
では、どうして同じ品質の石でもグレード表記に差が出てしまうのでしょうか?
それは、そのショップスタッフがどれだけ色々な石を見てきたかによってかなり変わってきます。
天然石は世界中から産出されます。深くまで携わる関係者しか見たことのない石もあります。
そのため、最高グレードとして仕入れていたものが実はもっと上のグレードがあった!なんてことが起きます。
上位のグレードを見ていなければ、その人(店)の経験値で「最高グレード」と思っていたものが、そのショップの最高グレードになってしまうのです。
ちなみに一般的な天然石ショップの仕入れでは「3A++」の表記が最高のグレードとされています。 ですので本当は3A以上のグレードは存在しないことになります。(ここでも目利きが出来ないと間違ったグレードを仕入れることになります)
しかしそれではあまりにもグレードの表記の幅が少なく解りづらいとし、ショップによっては5Aなどのグレードを付けていると言うことなのです。(今ではこのグレード表記はエスカレートしてしまい、20A、30Aなどと明記しているお店もあります)
お店によってグレードの表記が違うので、このグレードを基準として石を選ぶのは大変危険です。
私が皆様にお伝えしたいことは、ある天然石を購入しようと考えている時、その商品と同じモノを他店でも調べてみてください。
インターネットの場合は写真映りによってもかなり変わってきてしまうと思いますが、グレードで選ぶのではなく、見た目やフィーリングで気に入ったモノを購入することをお勧めいたします。
インフォニックのグレード表記について
当店インフォニックでは長年培ってきた経験と知識により、どこよりも正確に品質表記を掲示するようにしています。
熟慮した結果、当店インフォニックに掲載できる品質は9段階に設定しております。
当店では通常以上に厳しく設定しておりますので、他店で “最高品質” と表記される品質のものでも、当店の基準では “高品質” 程度と明記しているお品もございます。(逆はまずありません)
詳しいグレード表については下記よりご確認くださいませ
天然石を買うにあたり、何を信じれば失敗しないのか?
後悔しないためには、購入する方も多少の天然石の知識を身につける必要があると思います。
とはいっても資金と労力と時間がない限り、それも限度があるかと思います。
失敗しないためには、やはり信頼のおけるお店を見つけ “信じた自分を信じる” というのもひとつの手段かと思います。
最終的には自分自身のインスピレーション。つまり、“好きか嫌いか” で決めることが一番だと思います。
「値段が高いからパワーも強いの?」とよく聞かれますが、そんなことはないと思います。
石の値段は「希少価値」や「品質」によって変動します。物の価値としてそれは事実です。
しかし、たとえ安価な石だったとしても、貴方との相性によってすごいエネルギーを発してくれるかもしれません。
一番大切なのは、その石を大事にし、誇りに想う気持ちが一番のパワーになるのだと私は思います。
そうすれば石もきっと応えてくれるでしょう。
最後まで読んで下さり有難うございます。
(いつも長文となり申し訳ありません。)